Pythonとか

PC超初心者のためのPythonの解説です。

Pythonのはじめかた~for Mac~関数

前回まではこちらから。

準備編 基本のデータ型 演算子と変数

今回はPythonにおける関数について書いていきます。

まず関数とは、データを受け取り決められた処理をして結果を返す命令たちのことです。

関数は基本的に

関数(引数)

→戻り値

このような関係になっています。

引数とはe-Wordsさんによると

プログラム中で関数やメソッド(後述)、サブルーチンなどを呼び出すときに渡す値のこと。

です。

戻り値とはおなじくe-Wordsさんによると

プログラム中の関数やサブルーチンが処理を終了し、呼び出し元に処理の結果として返す値。

とのことです。

では実際に使ってみましょう。

まずはシェルを起動します。

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では文字列の長さをはかるlen( )という関数を使ってみましょう。

例えば'python'という文字列(’で区切られたデータ)の長さをはかるとき、len( )の()の部分に'python'といれてうちこんでみます。

len('python')
6

これで'python'という文字列の長さが「6」だということがわかりましたね。

ほかの関数も使ってみましょう。


  • str( )

データを文字列に変換する関数。数字などほかのデータ型も文字列に変換することができます。

str(123)
'123'

また、代入や演算子を混ぜて使うこともできます。

version = 2.7
'Python' + str(version)
'Python2.7'

これは「version」という変数に「2.7」という浮動小数を代入し、「’Python’」と「version」に代入されている「2.7」が「str(version)」によって「’2.7’」となり同じ文字列同士足されたということです。


  • print( )

引数のデータの内容をそのまま画面に出力する関数。

apple = 'りんご'
print(apple)
りんご
  • range( )

0から始まり引数に与えた整数までの連続したリストをつくる関数。
「0から始まる」というところに注意が必要です。プログラミングになれていないと見落としがちです。

range(5)
[0,1,2,3,4]

range()は「,」を使うことで2つの引数をとることができ、それによって次のようなこともできます。

range(1,11)
[1,2,3,4,5,6,7,8,9,10]

この方法をつかうことで、「1から始まる10個の連続したリスト」を作ることができます。


このほかにも沢山の関数があります。後々紹介できたらとおもいます。

次回はメソッドについて書いていきたいと思います。


参考書

Pythonスタートブック

Pythonスタートブック