Pythonのはじめかた~for Mac~演算子と変数
今回は演算子(コンピュータの行う計算)、変数(データに名前をつける仕組み)について書いていきたいと思います。
まずは基本の演算子から。
- 足し算(+)
1 + 2 3
- 引き算(-)
1 - 2 -1
- 掛け算(*)
2 * 3 6
- 割り算(/) 注意左から右へ計算される。
2.0 / 4.0 0.5
- 累乗(**)
2 ** 4 16
- 割り算のあまり、剰余(%)
8 % 3 2
次に比較演算子について。
比較演算子とは、その名の通り二つの数字の大小を調べるものです。
その式があっていれば「True」を、あっていなければ「False」を返します。
またこれらは基本の演算子の後に計算されます。
それでは数学での記号と比較してみていきます。
- (<)
2 < 4 True
- (≦)
2 <= 4 True
- (>)
2 > 4 False
- (≧)
2 >= 4 False
- (≠)
2 != 4 True
- (=)
2 == 4 False
では次に代入演算子と変数 (データに名前をつける仕組み)について書いていきます。
代入演算子とは=を1つだけつかうもので、変数を作るのにつかいます。
a = 2 a < 4 True
これはaに2を代入することになります。学校で習うxやyと同じような感じです。
変数は数字以外でも作ることができます。
また変数の名前つまり左辺の部分の文字には、いくつか注意しなければならないことがあります。
- 使える文字は、アルファベット、数字、アンダースコア(_)のみ。
- 大文字と小文字が区別される。
- 数字を先頭に使うことはできない。
- is、not、if、forなど特別な意味を持つものは単独で変数名にすることはできない。
(例)
is = 2 ×
is_a =2 ○ このようにアンダースコアを使えば可能。
最後に複合代入演算子について。
複合代入演算子とは、演算と代入を一度に行うことです。
また演算は基本の演算すべてが使えます。
i = 2 i += 4 i 6
このように「i += 4」は「i = i + 4」と同じ意味になります。
次回は関数(データを受け取り決められた処理をして結果を返す命令たち。)について書いていこうと思います。